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ナイゲン推薦コメント

アガリスクエンターテイメントが何度も上演を重ねてきた本作『ナイゲン』。
2012年版・2013年版をご覧頂いた多くの方々から推薦のコメントを頂きました!

冨坂くんの脚本は「計算高いなぁ」といつも思います。
今回この文章を頼まれて思ったのが、ただ「計算高い」んじゃなくて、
「計算」の上に、馬鹿馬鹿しいテンションとか勢いとか若さとか若くなさとかもうなんかぐっちゃぐちゃした未知の何かが乗っかることで完成するんだということ。
だから、舞台で、生でアガリスクを観る意味があるんだということ。
新宿シアター・ミラクルで2回の上演を経て、通算4回目の『ナイゲン』。
『ナイゲン』にはアガリスクのアガリスクらしさが物凄く乗っかってます。
あと青春とか。
今回のツアーでそこに「京都」、「新宿FACE」という更なる未知が乗っかって、
『ナイゲン』とアガリスクは更なる飛躍を遂げるはず。
新宿の地で『ナイゲン』が戻ってくるのを期待に胸を膨らませて待ってます!
池田智哉(新宿シアター・ミラクル支配人)

アガリスクエンターテイメント『ナイゲン』面白かったです。
自分が、イチ演劇ファンとして、お金払って見たいと思うのは、こういうお芝居だと、思うのです。
今石千秋(ZIPANGU Stage主宰/日本コメディ協会理事)

ナイゲン、掛け値なしに傑作だと思います。
既成のコメディを分解し、俯瞰の視点から再構築する事で、起爆力が高い笑いを提供してくれるアガリスクさん。
高校の文化祭という普遍的な題材は、団体としては異色かもしれませんが、それが逆に作家・冨坂さんの幅の広さを感じさせます。
2012年、2013年版を見ていますが、再演によるチューンナップがあり、今作はより完成度が高くなっている事と思います。
私見ですが、なるべくたくさんの人に見て欲しい。
今から秋がとても楽しみです。
遠藤隆之介(日本コメディ協会 会長)

この「傑作青春群像会議コメディ、最後の再演」というキャッチコピー。
『ナイゲン』観劇済みの方なら全会一致で「可決」してしまいそうな、ほんと隙のないコピーだと思います。
『ナイゲン』は、群像だし会議だし青春だしコメディだし、そして何より傑作です。
【傑作青春群像会議コメディ】というジャンルにさほどライバル作がないとはいえ、間違いなく金字塔。
その金字塔が最後の再演とは……。
「ちょっと勿体ないのでは?」などと老婆心を感じつつも、再びあの会議の傍聴人になれる日を楽しみにしています。
園田喬し(演劇ライター/演劇系雑誌『BITE』編集長)

「学生の本分は勉強です」って言葉にピンとこない、遊びたい盛りの高校生にとって
文化祭はある意味非日常の、待ちに待ったイベントだったりする。
毎日出される宿題なんて全然やる気にならないけど、
年に一度の文化祭のためなら資料も自分で作るし、長い会議にだって参加する。
同盟、買収、流言飛語、ありとあらゆる戦略コマンドを駆使して、不本意な決定に断固立ち向かう。
内容限定会議、略してナイゲン。ここには高校生による議会政治のすべてが詰まっている(ちょっと言い過ぎた!)。
変化球コメディばっか投げまくるアガリスクエンターテイメント作品の中では珍しく直球で、
そしてそれゆえに、魔球。
辻本直樹(Nichecraft代表・小道具作家)

演劇業界の笑いやコメディも必ず時代と共にどこかアップデートされていくもので、僕がこの劇団を見ていて一番ぎょっとしたのは、「AとBの中身が変わって起きる笑い」という筋金コメディネタを「TENGA」でフツーにやっていたとき。しかもちょっと乙女のいい話でやんの。
平熱でTENGA扱ってる狂気があるのに、その後にすぐ三谷幸喜監督『12の優しい日本人』のような王道の会議コメディの金字塔『ナイゲン』をしれ〜っとやっちまうもんだから、こいつらなんなんだ、ああ、これでまたアップデートされていくなと感じた。
演劇業界では、三谷幸喜的な物語のポップさ、ラーメンズ的なパズル具合、ヨーロッパ企画的なキッチュさ、と称されるように、いずれすぐ「アガリスク的な○○」が浸透するでしょう。そのアガリスク的な「○○」を見つけてもらう為にも『ナイゲン』を全国ツアーするわけだし、全国で青田刈りと命名が行われる素敵なツアーになることを、心より祈る。
青春はただ通り過ぎていくように、お笑いもまた通り過ぎてしまうのだから。TENGAを投げ捨てて捕まえて欲しい。
※『ナイゲン』にTENGAは出ません。
ハセガワアユム(MU主宰/脚本家/演出家/ナレーター)

シアターミラクルで上演された喜劇の最高峰。
前回その完成度の高さを目の当たりにした私は、自信を持って普段芝居を見ない友人を誘いまくった。
その甲斐あって、観客動員は台風直撃にもかかわらず約700人※1を数えたというけど(いいよ、お礼なんて)次は1000人を突破して、ミラクルを踏み台にとっととPARCOにでも行ったらいいじゃん、と思っちゃう、そんな仕上がりなのだ。
まじめな話、一見よくあるドタバタ喜劇かと思わせながら、観客の胸の底にうずくまる過ぎし日への思いを嫌味なくくすぐる手法は、20代の劇作家の手によるものとは思えないほど。
もう一度この作品世界に立ち入ることができると思うと、やはり心が躍る。るんるん。
※1…2012年版上演時
星英一(元 新宿シアター・ミラクル支配人)

『ナイゲン』は初演、再演を観て、好きが高じて自分の劇団で演じてしまった僕。だからちょっと言わせてください。
そこにはむきだしのコメディがありました。
自分を見失うような笑いがありました。
狂おしいほどに純粋な青春がありました。
十代という遠い過去の水平線に消えていった日々の数だけ、やさしくて乾いていて少し重たい空気がありました。
オトナになって、答えなんてないって分かっていたけれど、大笑いしてるウチに、それがもっとちゃんと分かったような気持ち。
それは少し心もとなくて、少し心地いいような、切なくて不思議な気持ちでした。
きっと史上最高のナイゲン。
希望と哀しみは、ちょっとだけ似ているんです。
吉田ボイス(俳優/声優/演劇企画CRANQ主宰)
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